「向き合う」こと | 東進ハイスクール新宿校 大学受験本科|東京都

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2018年 3月 13日 「向き合う」こと

こんにちは。担任助手1年の小川です。

 

今年度の国公立大学前期の合格発表も終わり、多くの皆さんは来年度を見据えて行動を起こさねばならない時期になりましたね。

 

現役生・浪人生問わず、受験生の皆さんはお疲れ様でした。

受験の合否がどうあれ、この一年の努力は何らかの形で自分に成長をもたらしているはずです。

 

記憶の鮮明な今のうちに、

・受験を経た自分自身を客観的に見つめ、今現在の自分自身の感覚や感情の動き(“価値観”と言い換えてもいいでしょう)を記録しておくこと

・その上で受験を改めて振り返り、今後のために何か得るものは無いか精査すること

これらのことを是非やっておくことをお勧めします。(僕は結局できずに終わり、大きな成長のチャンスを逃したことを未だに悔やんでいます)

 

捉えようによっては、この受験も、人生における模試みたいなものです。分析と改善へのアプローチ策定を忘れずに。この一年を、次の一年に活かしましょう。

 

さて、前置きはここまでに、今回はなぜ僕が浪人を決めたかについて書いてみようと思います。

 

一言で言えば、「受験に失敗した」からです。

 

これは、「第一志望に受からなかった」ということではありません。「受験という一つの課題に対して最善を尽くせなかった」という感覚のことを意味しています。

 

僕は現役生時代、自分の特性を分析することもなく、入試問題を深く分析することもなく、ただただ“真摯に”努力を重ねるのみでした。

 

学習計画を立てるも、それはゴールから逆算し緻密に練られた結果の産物ではなく、ネット等で知った、「やるべき」参考書をただこなし、積み上げるだけの理想論にすぎませんでした。

 

第一志望しか眼中になく、何でもやってやろうと意気盛んだった当時はその理想論の遂行のために睡眠時間を2時間以下まで削る生活を続けることもありました。しかしその結果、現役時代は9月に体調を悪化させ、1ヶ月ほど学習ペースを大幅に落とし、その後も十分な学習を続けることはできませんでした。

 

一応、この不細工な学習でもある程度の結果は出ました。

受験勉強を本格化させてから半年ほどで、県内での順位が200位前後から10位前後で安定するまでには学力の向上が見られました。模試では箸にも棒にもかからないような成績でしたが、開示得点を見ると第一志望合格まであと14点というところまでは迫れていました。

 

しかし、もっと上手くやれたはずでした。

 

もしかすると、周囲からすればがむしゃらに努力を続け、ある程度成績を伸ばす姿は模範的に映る部分もあったかもしれません。ただ、常に違和感がつきまとっていました。「これは『努力』なのか?」という違和感です。

 

言うまでもなく、大学受験は「賢さ」が勝負する上での大きな基準です。上に記した僕の“ひたむき”な努力は、殊、大学受験において最適な努力と言えるでしょうか?

 

浪人を決意した当時は違和感にすぎませんでしたが、今の僕が言葉にするなら、僕の現役生時代は、最大公約数として提示された題材を根性論の下で自分の限界まで突き詰めることに終始するものでした。ここには、能動的かつ合理的に熟考するプロセスが欠けています。その結果、自分にとっての最適解が見つからない。

 

これは「賢い」姿勢とは言えません。想いばかりが先行し、ただただ無駄にリソースを浪費するだけの機械となんら変わりない愚かな姿勢でしょう。

 

でも、そんな不器用な努力でも、意外にもある程度の結果は出てしまった。

 

であれば、今の一年を分析し、改善のための方略を立て、もう一年、努力を重ねる。同じ過ちは繰り返さない。そうすれば、きっといまとは違う結果が待っている。

 

そう思えたから、僕は浪人を決意しました。

 

今は一年の重さに向き合う時期です。贅沢に時間を使って、悔いなき決断を下してください。

 

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

担任助手 小川