「受験勉強は無意味か?」 | 東進ハイスクール新宿校 大学受験本科|東京都

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2017年 10月 28日 「受験勉強は無意味か?」

みなさん、こんにちは!

 

担任助手4年の木村圭一です。

 

時間の流れは早いもので、やっと志望校に合格した!と思ったらもう4年生となってしまいました。ただそれでも受験期のあの体験は忘れられない…。

 

この体験については後日書くとして、今回は大学の勉強と受験勉強の違いや共通点について考えていこうと思っています。

 

自分は東京大学農学部の緑地環境学専修に所属していますが、専門的に勉強しているのは生態学をはじめとするマクロな生物学になります。これに加えて、英語の論文を読んだり調査で得られたデータの解析を行ったりするので英語や統計学を手段として使っています。

 

一方で、受験期に使っていた科目は英語数学国語化学生物地理です。

これだけ見ると以下のように思う人も多いでしょう。

地理・国語といった文系科目だけでなく、数学生物も全範囲を使っているわけでもない。化学に至っては理系なのにまったく使ってない!受験勉強は大学の勉強にあまり生かせないじゃん。

 

確かに表面的にはそうかもしれません。ただその理解は早合点すぎます。

例えば、地理です。自分は乾燥地の緑化をテーマに研究を進めていますが、ケッペンの気候区分や人口増加による諸問題(過放牧とか)もよく出てきます。またゼミなどで他の人の発表を聞く際にも熱帯雨林の話や扇状地の話が飛び出してきます。

化学やミクロな生物学も論文でよく見かけます。というのもマクロな現象であってもそれを引き起こしているのは、結局細胞同士の相互作用や化学物質の変化などに起因するからです。起きた現象の生物学的な意義を考えるのはマクロな生物学の出番ですね。

国語だって論文を書いたり読んだりするのには必須です。またそこで鍛えられた論理的な考え方は仮説の設定にも役立ちます。ちょっと意外なところでは、韓国の留学生に「なんで日本ではカタカナとひらがなを使い分けるの?そもそも日本語の歴史はハングルと比べて浅い?」との質問を投げられて、面くらいました。古典の話をまさか英語で説明するとは…。

 

例が冗長になってきましたね…。ただそれだけ、例を挙げるとキリがないということです。

まとめると、直接使えるか否かの差や使う頻度・内容の深さの違いはあれど、そこで得た知識・考え方は確実に生きるということです。というかそういう物の見方をしてほしいと思います。

 

受験勉強で得たものを使い続けられるかどうかは…、君たち次第

 

普段の勉強でちょっと意識すると、苦手な科目でもモチベーションが上がっていいんじゃないでしょうか。

 

 

次回のブログもお楽しみに!