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2025年 5月 5日 基礎固めとは「知っている」を「点数が取れる」に変えること
こんにちは。担任助手の久留です。
今日は、基礎的な内容の映像授業を受講する意義について、
私が考えていることをお伝えしたいと思います。
皆さんは、基礎的な内容の授業を受けていて、
「そのくらい知ってるよ!!受けなくていいのでは?」
と思うことはありませんか?
そう感じて、受講を疎かにしたり、惰性で受けたりすることがあるかもしれません。
でも、「知っている=受講しなくてもいい」なのでしょうか?
問題を解くステップから考えてみましょう。
<問題を解くステップ>
1 問題を読む
2 どの解法・知識を使って解けばいいかを認識する
3 解法・知識を問題に当てはめる
4 正確かつ時間内に処理する
この中で授業の内容がどう必要になるかを考えてみると、
例えば、授業で聞いた基礎知識が頭のどこかにあっても、
問題を見て思い出せなければ解けません。
また、その知識を瞬発的に思い出せるほど定着させていても、
①知識をどういう場面で使うかを理解し、
かつ、
②その場面と解いている問題の状況が似ていることを認識できなければ、
やはり解けません。
こう考えると、
単にその知識を見聞きしたことがあって「知っている」状態と、
「点数が取れる」状態には大きく隔たりがあるとわかります。
この隔たりを埋めることこそが、
「そのくらい知ってるよ!」という状態の基礎講座を受ける意義です。
だから、「知っている=受講しなくてもいい」ではないのです。
知っているからこそ、その上で「点数が取れる」状態にするために
すべきことを明確にするために受講するのです。
例えば、
予習で解けない問題は、受講で知識をどう使えばよかったのかを理解し、
どうすれば自分でもその知識を使うことを発想できるようになるかを考え、
解けた問題はより速く解けるように訓練してください。
この面倒な作業を何回積み重ねられるかが、
夏までの「基礎の定着」のカギとなると思います。
どうか、惰性で受講を進めることのないようにしてください。