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2025年 6月 5日 適度な休息
こんにちは。東京大学文科三類2年の浅井です。
新学期が始まって少し経ちましたが、浪人生の皆さんは今の生活に慣れてきましたか?
なかには模試などを受けて焦りを感じ始めている人もいるかもしれません。
私自身、浪人中は「やらなければならないことが多すぎて休んでいる暇がない」と感じる時がよくありました。
もし今、かつての私と同じように焦り悩んでいる人がいるとしたら、伝えたいことがあります。
それは、「焦っているときほど適度な休息を心がける」ということです。
時間がない、そう思っているとき、休息や睡眠の時間を削って勉強時間にあてようとする発想は自然なものだと思います。
しかし、それは本当に学習のためになっていますか?
睡眠を削った結果、日中に眠気に襲われ、勉強が手につかない時間がうまれてしまったり、ぼーっとしていて気づいたら時間が経ってしまっていたり、文章を読んでいるつもりでも字面を追っているだけで頭に入っていなかったり…
本来休息にあてるべき時間を惜しんで勉強にあて、精神的にも肉体的にも疲弊してから校舎での学習に入るより、適切に脳を休憩させ、校舎にいる時間を最も効率的に過ごしたほうが、結果的に学習に良い影響を及ぼすということは往々にしてあります。
また、眠気や疲労をカフェイン等で誤魔化しても、その間に覚えたことは脳に定着しにくいという研究もあるそうです。
状況は人それぞれだと思いますが、要はすべての時間を勉強にあてることが最大効率だとは限らないということです。
目の前の勉強時間ばかり考えて視野が狭くなっていないか、ぜひこの機会に考えてみてください。