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2021年 7月 13日 この夏、ちょっとだけ攻めてみませんか

こんにちは。担任助手2年の大類です。

気付けばもう夏ですね。移ろう季節の中、どんな思いを抱えながら机に向かっているでしょうか。

果たしてこの夏をどう生かそう・・・ここで一気に差をつけたい、苦手科目の克服に重点を置きたい、4月からの遅れを巻き返さなければ・・・それぞれ思うところがあると思います。「浪人生の夏は6回やってくる」といえど、やはり受験生にとって夏は特別な時期であることに変わりはないようです。

さて、受験勉強には大きく分けて2つのタイプがあるように思います。一つは、基礎知識や典型解法の暗記・修得に始まり、実際に試験の現場で運用できるようにするという「点を落とさない」ための勉強、もう一つは、初見問題や難問が出題された際にも焦らず対応し、点数に繋がる答案を書けるようにするという「点を獲る」勉強です。今回は前者を「守りの勉強」、後者を「攻めの勉強」と呼んで区別することにしましょう。

4月から皆さんが行ってきた勉強は、この「守りの勉強」の土台固めだったと思います。もちろんこの勉強は、受講のテキストや単語帳・一問一答の反復という形で最後まで続けていかなければなりませんし、演習の過程で更に磨き上げていく必要があります。しかし、難関校になればなるほど、この守りの勉強だけでは足りず、攻めの勉強も行わないと他の受験生との差がつきにくいという現状もあります。

そこで、一つ提案をしたいと思います。この夏、少しだけでも「攻めて」みませんか。

タイムリミットが刻一刻と迫る中、浪人といういわば後ろ盾のない状況で、ついつい守りに走ってしまいがちなのはよく分かります。しかし、守りを固めるだけでは本番は乗り切れません(そもそも、受験本番までに完璧に守りを固められる人はほぼ皆無であり、皆何かしらの不安要素を抱えて試験に臨むことになります)。

余裕がないように見えて実はまだたくさん余裕があるこの夏の間に、一日数分でも良いので、合格者正答率の低い問題や典型から外れた難しい問題に果敢に挑むなど、ここで「攻め」を一度経験しておけば、秋から直前期にかけて本当に後がなくなった際、他の受験生が守りに入る中、心理的な余裕を持って「点数を獲る」勉強をのびのびと続けることができるはずです。

 

体調にはくれぐれも気をつけて、各自勉強を続けてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。