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2022年 5月 26日 考えることについて

こんにちは。早稲田大学法学部4年の荒井です。

今回は浪人の一年間で意識した方がいいことについて伝えたいと思います。

それは“考える”ことです。

“考える”と簡単に言いますが“浪人生としてあなたが考えるべきこと”とは一体何でしょうか。考えてみましょう。

 

まずこの一年の目的は「志望する大学に合格すること」で間違いないでしょう。

次に、そのための手段として学力をつけなければいけません。これも間違いありません。

学力をつけるにはどうしたらいいでしょうか。英語について考えてみます。

英語の勉強法についてはある程度の正攻法があります。単語・文法などの基礎、基礎を用いた精読、読解法、などは学校や東進の先生に教わっているでしょう。

ではなぜ同じ授業を受けた人でも受かる人と落ちる人がいるのでしょうか。また考えてみましょう。

 

授業以外での参考書、単語帳、取った講座などは人によって異なります。では、特定の参考書や教材がとびぬけて質が高いのでしょうか。違いそうですね。それならみんなその教材を使って合格していくでしょう。

 

ここまでを整理しましょう。勉強法にはある程度の正攻法があり、先生はそれを教えてくれる。でもそれを知ったみんなが受かるわけではない、その差は参考書や自習の教材の質の差でもない。

 

では、受かる人と受からない人の差はなんだろう。これこそが浪人生が考えるべきことの一つ目です。もちろん明確な答えはありません。でも考えましょう。そのうえで合格する可能性の高い行動をとりましょう。本番で緊張しやすいなら模試を多く受けて感覚をつかむ、だらけてしまうならだらけないで勉強できる方法を考える、などです。

 

浪人生が考えるべきこと二つ目は自分についてです。

自分が何者か、なぜ生まれてきたのか、というような哲学的なことではありません。性格や得手不得手、モチベーションについて考えてみましょう。時間や場所、科目の順番や単元など勉強の仕方は何通りもあります。最も効果を上げられる勉強法は人それぞれなので自分に合ったものを模索してください。例えば僕の場合、朝はやる気が出ないので好きな数学、そのあと昼休みを楽しみに苦手な古文をやっていました。同じ場所で勉強を続けると集中できないと気づいたため場所を少しずつ変え、眠くなる昼過ぎには頭を使う数学、その後英語や現代文、最後に下校する30分前から単調になりがちな英単語をやりました。終わりが決まっていれば単調な英単語も集中してできると思いました。

指揮官としての自分と実際に働く自分の両方がいた気がします。自分を操縦している感覚を持ってみることをおすすめします。

 

以上二つを考えながら一年間過ごしてみると合格に近づくのではないかと思います!