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ブログ 2018年09月の記事一覧

2018年 9月 22日 ライブ授業紹介⑨ 東大日本史

井之上先生の[本科東大日本史]紹介

こんにちは!東京大学文科2類1年の海谷昂平です。本日は、井之上先生の東大日本史の授業を紹介しようと思います。

 

授業は、先生の質問に生徒が答えるという形式で授業が進みます。この質問は単なる一問一答的なものではなく、「なぜこの事件が起こったのか?」というように、日本史の核に迫る質問が主です。井之上先生の質問を通して、日本史の横や縦のつながりを意識することができるようになり、日本史の本質をより理解できるようになりました。自分で日本史を勉強する時でも、「なぜこの事が起きたのだろうか」といったことを意識するようになり、単なる一問一答の暗記ではなくなったため、用語などを忘れなくなり、日本史の勉強効率が一段と上がるようになりました。

 

さらに、この授業を通して多角的な視点を持てるようになりました。一つの物事を経済史や政治史、文化史などの様々な観点から考えるようになったため、「何かが起こるときには様々な要因が絡んでいる」ということが鮮明になりました。そして、このことを他の教科にも適用することで、全体的な学力をあげることができました。

 

毎回の授業の最後に、東大の過去問を解きます。時間制限を設けて解くので、本番のような緊張感を体感することができます。さらに、記述の仕方を学ぶことができるので、自分で過去問を解くよりも数倍得るものが多いです。

 

私自身、井之上先生の授業のおかげで日本史の本質を理解できるようになったと思います。皆さんにもぜひ受けて頂きたいです。

 

 

2018年 9月 21日 過去問演習講座を正しく使おう

担任助手2年の青木です。受験生の中には過去問演習講座を始めたいと考えている人もいると思います。そこで私からは自分の過去問演習の経験から講座の使う際に注意するポイントをお話します。

 

私は一年間の新宿本科での勉強を経て、第一志望であった東京大学文科Ⅲ類に合格しました。しかし合格後、担任助手として様々な生徒を見ながら自分の受験生活を振り返ってみた時、もっといい過去問演習講座の使い方があったな、と思う点がいくつかあります。改善点は大きく4つあると考えています。

 

【改善点①:細かく分析する】

 過去問演習講座の解答解説や添削のうち、私は自分が失点した部分しかチェックをしていませんでした。得点できている問題も、それがたまたまなのか自分の実力なのか分析しなければ、本試で同じような内容が出ても同じように得点できるとは限りません。さらに、解答解説と添削には補足・関連情報も書いてあるので全て一通り目を通して得られるものは全て得ましょう。

 

【改善点②:分析は一つにまとめて書く】

 過去問演習講座を一通り分析して知った自分の弱点や足りない知識について、私はまとめずに答案に書き込んでいました。分析内容を一通り確認しようと思っても、書いてある箇所がバラバラで確認に時間がかかってしまいました。受験終盤は心と時間に余裕がなくなるので、分析内容は書き起こすことをお勧めしますが、ノートなどにまとめるとすぐ何回も確認できます。分析は本試に生かすためにあるので本試まで繰り返し立ち返るべきです。

 

【改善点③:必要に応じて過去問演習以外にも時間を設ける】

 主要3科目の勉強に手一杯で副教科に割ける時間が少なかった私は、「東大日本史」などレベルの高いt-pod授業を申し込んだものの、受講することなく、教科書の読み込みと過去問演習しかしませんでした。t-pod授業は、別媒体で得た知識を志望大学の試験で得点につなげられるようにする橋渡し的な役割があります。できることなら一つ一つの手順を追って勉強しましょう。時間に余裕がないときは担任助手や担任の方に計画を客観的に判断してもらうこともお勧めです。

 

【改善点④:自分の勉強方法を随時吟味する】

「日々の勉強で特に間違ったことはしていないから、今のまま頑張れば点数は伸びる」と過信し、やり方を変えませんでした。間違った勉強をしなければ点数が伸びるのではなく、自分に合った正しい勉強をしなければ点数は伸びないという意識が大切です。

 

最後に私からのアドバイスをまとめます。

①弱点克服だけでなく強み(成長点)強化も行う

②分析は丁寧に行い定期的に立ち返る

③勉強の手順を飛ばさない

④本当に自分の勉強方法が正しいか分析から吟味する

 

私は秋からかねてからの希望であった教育学部に進学します。皆さんには過去問演習講座をうまく活用していただき、合格の確実性を高めていってほしいです。皆さんが素敵な大学生活を迎えられるよう願っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

担任助手 青木

2018年 9月 20日 ライブ授業紹介⑧ 東大世界史

荒巻先生の[本科東大世界史]紹介

こんにちは。担任助手の東京大学文科Ⅲ類一年、蓮池創太郎です。

今日は、荒巻豊志先生担当の東大世界史について紹介させて頂きます。

 

歴史を論じるとはどういうことか。みなさんはこれを考えたことありますか?

歴史を論じるって実はすごく難しいんです。持っている知識をとりあえず詰め込んで書けばいいと思っている人もいるでしょうが、本当にそれは”論じる”ことになるのでしょうか。単に知識が多いことは、それはそれで凄いことなのかもしれませんが、それらの知識をどうつなげていくか、どうつなげられるかにそのひとの知性は現れるのだと思います。

 

荒巻先生の授業では、それを「これでもか!」というくらい考えさせられます。少人数制で先生と生徒との距離は近く、故に一人一人妥協が許されない緊張感のもと、歴史にたいして真剣に向き合うことができます。基本的には大論述を扱いながら、時には演習問題を挟んだりするなど、内容は豊富です。荒巻先生の教養の深さには圧倒され、常に驚きと感心の連続でした。

 

おそらく歴史に対して真摯に接し真摯に勉強しようとする心構えは、今後とも重要になっていくと思います。異なる思想・信念がぶつかるこのグローバルな時代において、予測不可能な未来において、世界の中の自分(自分達)を見失わず、社会を構成する一員として社会のことをよく考え続けるエリートであるために、歴史を論じる力は必要です。

 

”歴史が終わった”のかどうか、僕にはまだわからないけれど。

 

2018年 9月 19日 歴史が苦手な僕のセンター日本史・世界史対策

こんにちは、担任助手2年の小川です。

 

今回は、歴史が苦手科目だったのに、日本史・世界史受験をしてしまった愚かな僕が行った、センター試験対策についての記事です。

 

前置きですが、理想は僕がここで書いたような状況に陥らないことです。

それを念頭に置いて、この記事を読み進めていただければと思います。

 

そもそも冒頭で“歴史が苦手”と言いましたが、どのくらい苦手だったのか。

それを示すデータはいくつもあります。

 

・高校三年生の時のセンター模試を見ると、日本史・世界史だけ他の科目より偏差値が20程度低いことはザラでした。

・浪人時代、12/17に受けたセンター模試にて、日本史50点台前半、世界史70点台前半、という輝かしい成績を残しています。

 

後者の経験は非常に辛いものでした。

「この浪人生活とはなんだったんだろうか!」と思いながら布団に顔を埋めてジタバタしていたのをいまでも鮮明に覚えています。

辛すぎて、「意識低すぎ」「ただの甘ちゃんだな」「本当に勉強してきたの?」といった自己批判を数時間メモに打ち込んでいました。

 

ただ、ここで得た危機感から、僕は残されたわずかな時間を活かそうと、センター対策を始めました。

「努力のコストパフォーマンスを上げなくてはいけない、無駄な学習をしている時間はない。」

そう思った僕は

弱点補強にだけ集中すること

集中できるだけの根拠を自分で作ること

この2点を意識して、対策を始めました。

 

具体的な学習の内容について触れていきます。

 

センター対策のスタートは12/18でした。

扱った学習題材は過去10年分のセンター試験本試・追試、合計20回分です。

(蛇足ながら、追試を解いた理由としては、追試で扱ったテーマや切り口が、次年度以降の本試の出題に反映される傾向にある、という情報があったからです。)

 

この過去問を、“反射的に”解きました。目安は1回あたり10分かからない程度。

この学習の目的は、「答えを出すこと」ではありません、「わからないところをあぶり出す」ことが目的です。

なので、“見た瞬間”にわからない文・単語はすぐにマーカーで印をつけ、次の問題に移ります。

 

ここでの「わからない」の定義は

・歴史用語を説明できない=時代・内容・意義などを言えない

・選択肢がなぜ正解か、間違っているのか説明できない

以上の通りです。

 

さて、そうしてわからないものをあぶり出したら、それを整理します。

わからなかった文や単語を抽象化して、

地域や時代、カテゴリー(政治・経済・文化など)をリストアップします。

ここでは、レベル感を意識しすぎなくて大丈夫です。

 

例としてこんな感じです。

東南アジア、近代ヨーロッパ、中国文化史、ラテンアメリカ、「〜様式」

 

こんな感じで、自分が間違ったものをざっくりと分類して、そして各分野ごとに、自分がわからなかった文・単語はどれだけ存在するのか、それを記録していきます。

 

ちなみに、僕自身は、この苦手分野のデータ取得を目的とした20回分の過去問演習を1週間でこなしました。

一回で改善されるわけはない。その後に数回の過去問演習が必要になることは目に見えていたので、可能な限り早くこなす必要がありました

 

そしてその記録を参照して、間違いの多い分野から順に潰していきます。

僕の場合は、世界史であれば「近代ヨーロッパ」だけで55個の不明点があったので、この分野から取り掛かりました。

 

改めて教科書や資料集などを参照して情報を整理し、その上で余裕があれば一問一答などを使ってインプットをする。

そしてまた、間違った問題に限定して、20回分の過去問を回す。

 

この過去問2周目以降の段階においては、インプットと過去問演習の比率は、6:4か7:3程度で回しました。

 

センター本番前日までこの作業を続け、僕は結局浪人時のセンター本番では、日本史が92点、世界史が97点と、1ヶ月前の自分とは明らかに違う結果がでました。

 

ただ、結果には結びついたとは思いますが、反省も多かったです。

冒頭でも述べましたが、そもそもこんな状況に陥らせないための努力が欠けていたように思います。

 

そもそも歴史分野に関しては、僕はアウトプットを意識したインプットが全くできていませんでした。

「どういう風に問うてくるか、どのように知識を整理し、覚えるべきか」を全く意識せず、ただ漫然と知識に触れていただけの学習を積み重ねていました。

 

また、そもそも、僕は模試等の復習が不十分だったように思います。

例えば、東進のセンター試験本番レベル模試の復習を毎回徹底していれば、ここまでの窮地に立たされることはなかったはずです。

 

そもそも模試は、受験のプロが過去問を分析し、たった一回の模試に本試の数年分のエッセンスを凝縮して出題したものです。その復習は一回で複数年分の過去問演習の効果があると言えるでしょう。

 

結局は、目的意識もなく、中途半端な学習を積み重ねた結果が、直前の模試で表出したわけです。

 

ですので、一応僕の直前期のドーピング的な学習法を紹介しましたが、この記事をお読みの皆さんには、計画的な意味ある学習を進めてほしいと思っています。

 

まとめ

・高速で弱点把握→分析→補強

・日頃からアウトプットを意識し積み重ねることが重要

 

もし少しでもこの記事が参考になる点があれば幸いです。

 

小川

2018年 9月 18日 ライブ授業紹介⑦ 東大化学

樹葉先生の[本科東大化学]紹介

こんにちは、東京大学理科一類一年の野原大雅です。

今回は樹葉先生の東大化学というライブ授業について紹介したいと思います。

 

まず授業名に“東大”とありますが東大志望でなくてもお勧めできる講座です!

この授業は単元ごとに演習をした後、先生の解説授業を受けます。

この授業を受けて、今までの甘さを知ることもあり、もう一度新鮮な気持ちで化学への取り組み方を確認することでどんな問題にも柔軟に対応できるようになっていくと思います。

ライブ授業ですので映像授業とは違い問題を解いている間、先生が見に来てくれます。そして解説をする前に指針に対するアドバイスをくれたり、出来が悪いと基礎からやってくれることもあります。

 

化学で高得点を取るためには、大学受験レベルの化学を根本的に理解し、それをもとに演習を積み、解くスピードを上げることが大切です。この講座は、樹葉先生の解説がありその演習の部分に最適だと思います。復習の際も先生の考え方がわかるのでとても理解が深まります。復習をする度に新たな発見があるので、受けることができる人は積極的にこの講座を取りたくさん復習をして化学で周りに差をつけちゃいましょう!

担任助手 野原大雅