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ブログ 2022年05月の記事一覧

2022年 5月 21日 “1年間”の浪人生活

 こんにちは。私は早稲田大学1年の村田匠一郎と申します。今回のブログでは、私が昨年1年間浪人生活を経験した中で、頑張ってもう1年勉強する浪人生の皆さんに伝えたいことを2つ述べていこうと思います。

 まず初めに言っておきたいことは、タイトルでも“  ”をつけましたが、浪人生としての1年間はとても長い道のりであるということです。「そんなの、やるべきことしっかりやっていればあっという間でしょう。」という考え方も確かにあるかもしれません。しかし私の考えとしては、その“やるべきことをしっかりやること”自体が、特に浪人生にとって大変難しいことであると思っています。皆さんが現役生の時、例えば学校の友達と話したり、放課後に部活動をしたり友達や家族と出かけたり家でゴロゴロしたりする時間。そういったことができる1日のうちの十数時間が、浪人生はすべて“受験勉強に取り組む”に変わるのです。この莫大な時間の中で、学校のように何かを与えられることなく、自分で“やるべきこと”を0から1まで考え、受験当日まで実行し続けなければならないのです。浪人を考えている方々にはぜひ本格的に始動する前に、これを1年間続けるためのそれなりの覚悟を持っておいていただきたいという風に思います。

 次に、浪人生である以上、生活の中心は常に受験勉強であり続けてほしいと思います。月に一回や週に一回、何か息抜き程度に、例えば家でじっくりと休んだり、運動で汗を流したり、遠出をして普段とは違った空気を吸ったりするということも勉強を継続するために大変重要なことですが、当然これがメインになってしまってはいけません。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、こうなってしまう人が多かれ少なかれいることも事実です。前述したように、浪人の一年間というのはそういったものに逃避したくなるほどに長い時間なのです。

 ここまで浪人生活における辛さに関する部分を特に強調してお伝えしてきましたが、何度も繰り返しにはなってしまいますが、浪人の1年間は自分との闘いであり、ものすごく長く苦しいものであると思います。しかし、どんな苦難も乗り越えることができればとてつもない達成感、満足感を味わうことができます。それは浪人も例外ではありません。ふたたび第一志望校合格に向けてまたひとつギアを入れ直して頑張っていきましょう!!

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

2022年 5月 20日 勉強の目的を点数で評価する利点

こんにちは。東京大学文科一類二年の久留雅乃子です。

今回は、自分が志望校に合格するために一番大切だったと思っていることについて書きます。

 

私が常に意識していたことは、今やっている勉強が本番の試験の点数を具体的に何点ぐらい上げるのか、ということです。

 

現役生時代は闇雲に勉強しており、今やっている勉強が自分の学力をどう変えるのかということについて考えることができていませんでした。できないことが多すぎて勉強の優先順位をうまく考えることができず、勉強していても「これで本当に受かるのか」という不安が集中すらも妨げていました。

 

高校卒業後、もう1年受験勉強する中で、自分の勉強で本番試験の点数が何点上がるのかという思考を持ち込むことによって、状況は大きく変わりました。点数は数値なので比較が可能になり、上がる点数の高い勉強ほど優先して実行できるようになりました。また、自分のやった勉強が狙った効果を発揮しているかということを模試の結果で確認しやすくなりました。自分の勉強が正しかったかどうかがわかり、正しい勉強をすれば自分でも点数を上げられるのだという自信がついて、自分がやるべき勉強に集中できるようになりました。

 

何の学力をつけるためにこのタスクを実行するのか、という思考でも勉強に対して目的意識を持っているという点では十分に思えます。ですが、入試のどの問題を何点あげるか、という思考にはいくつかの利点があると私は思います。

 

まず、モチベーションが維持できます。この勉強をすることで何点上げるということをいくつかの分野でやれば確実に合格できるという見通しが立つからです。そして先程言及したように、点数は比較が可能なので優先順位が定まります。この比較の過程で、上位数人しか解けないような難問よりも基本を固めた方がいくつもの分野で点数が上がることから、難問より基本の方が圧倒的に大事だということもわかると思います。

 

目的意識を持つことも、その目的を達成するためにはどんな勉強が必要なのかも、最初は考えることが難しいです。しかし、慣れてくれば徐々に筋の良い目的と対策を考えられるようになり、点数の増加は加速していくはずです。合格を目指して1年間弱頑張っていきましょう!

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。