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ブログ 2020年08月の記事一覧

2020年 8月 4日 大学で活かされること

こんにちは!

東京大学経済学部3年の海谷です。

夏になりどんどん暑くなってきましたね。

 

今回は受験勉強が大学でどのように役立つかについて話していきたいと思います。

 

まず、経済学部ではミクロ経済学やマクロ経済学などを学んでいます。そこでは受験勉強で培った英語と数学がとても役に立ってきます。授業のスライドが英語で書かれることもあり、経済学に関する論文も多くが英語で書いてあります。そのため、受験勉強で培った英語力が非常に大事になってきます。また、経済学では微分や積分を使うことがとても多いです。受験勉強でしっかりと理論まで理解しておくと、経済学を理解しやすくなります。

 

さらに、受験勉強で培った思考法や考えも大学ではとても大切になってきます。私は受験勉強を通して、自分は何が苦手なのか、それを克服するためには何をしたらいいのかと客観的に分析することができるようになりました。大学のゼミでこの考え方がとても役に立っています。ゼミではディスカッションがあるのですが、自分とは違う意見があったときに客観的に分析するという考えを持っていると、相手の考えを単に否定するだけではなく、相手の意見からこういう考えがあるのだと新たに学ぶことができるようになります。

 

このように受験勉強で培った知識や考えは大学以降色々なところで役に立ってきます。自分の将来やりたいことを実現するためにも受験勉強をしっかりとやっていきましょう!この一年間で学んだことは一生みなさんの支えになってくれます。この一年間を余計なものだとネガティブに考えるのではなく、自分を成長させてくれる大切な一年間というようにポジティブに考えて一日一日を大切に過ごしていきましょう!

 

このブログが少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

2020年 8月 3日 受験と研究

こんにちは、東京工業大学の後岡です。

もう夏です。受験本番まで約半年と迫った今、自分のやるべきことをしっかりできていますか?自信を持って、できています!!という人はそのまま続けてください。素晴らしい。自信がなく、できているかも、、もしくはそれ以下の人は今一度、なんで勉強しているのか、なんで受験しようとしているのか、なんで第一志望の大学に行きたいのか、考えてみてください。目的がはっきりしてこないと勉強に集中できないと思うので。目的がはっきりすれば、やることは一つ。勉強中に寝落ちしてしまったり、スマホに時間を取られたり、ということはなくなるはずです。

さて、耳が痛くなる話はここらでおさめておきましょう。
前回のブログにも書いたように、私は大学院で乳酸菌を用いた研究を行っています。大まかにやることを整理すると、まず最終目的を決めて、それに到達するための目標を設定し、それを実現するための実験を行い、その実験の結果を分析して、また目標を設定する。これの繰り返しです。この流れの構造は受験勉強にかなり似ていると思います。第一志望を決めて、そこに合格するためには何が必要かを洗い出し、勉強して、模試の結果を見て現状を分析して、また何が必要か洗い出す。特に分析の部分では受験での経験が研究に活きていると日々感じています。
受験期は、模試と過去問を解く度に分析していました。記憶が薄れてしまうので、解いてからその翌日には分析し、かかっても3時間くらいで仕上げていました。この時間には個人差があると思うのですが、できるだけ短時間で終わらせた方がいいと思います。大切な作業ではあるのですが、肝心の勉強にかける時間が短くなるからです。さらにだらだらやっても分析の限界値は変わりません。ささっと、ちゃんと、やってしまいましょう。内容においては、何ができて何ができなかったのかを徹底的に追求していました。そして最終的に出てきた原因に対して、具体的な解決策を出したら分析は終わりです。
研究では教授と一緒にやることが多いのですが、最大でも2時間程度です。さっさと終わらせて次に、という考えが行動量の確保にも繋がっています。さらになぜそのような結果になったのかを、こちらも徹底的に追求します。原因が分かったら、それを改善する実験手法を考えて、分析は終わりです。
このように受験で使った分析の考え方は、現在行っている研究に活きています。受験に対して、本気で取り組めば、合格のその先で使えるものがあると思います。この1年だけじゃなく、その先にも今の勉強は繋がってきます。これから暑い夏が始まります。僕たちも熱く頑張っていきましょう。