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2025年 11月 12日 伸びしろを見る
こんにちは。早稲田大学4年担任助手の村田です。
冬らしい乾いた寒さとともに、入試本番がどんどん近づいてきました。
この時期になると、多くの人が以前よりも過去問の点数や模試の正答率などを意識し始めると思います。
かく言う私もこの頃は、過去問を解いて採点や分析をするたびに、現状と理想とのギャップに苦悩し、自分に対して苛立ちを覚えることが多くありました。
私は長所もなければ大した学力も備わっていない、平凡な浪人生でしたから、共感してくれる受験生も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、当時過去問や模試の結果で苦しみながらも、なんとかモチベーションを保ち続けられた、私の「ちょっとだけポジティブになれるマインド」についてお話しします。
それは、「本番じゃなくてよかった」と思うことです。
模試や過去問の結果が悪く、「もうダメだ」「無理かもしれない」と落ち込むのは大いにかまいません。
ですが、そこで落ち込んだままになってしまうのはもったいない。
冷静に考えれば、たかが模擬試験、たかが過去問です。
大学側は、私たち受験生が過去問で何点取ろうが、模試でどんな偏差値を出そうが知ったこっちゃありません。
すべては本番の点数で決まります。
つまり、過去問や模試は“失敗のリハーサル”の場なんです。
私自身そう気づいてからは、とことん落ち込んだあとに「本番前に課題を見つけられてラッキーだ」と思うようにしていました。
現代文で難解な文章が出ても、英語で知らない単語がたくさん出ても、「本番前に教えてくれてありがとう」と受け止められるようになると、自然と勉強にも前向きになり、知らなかったことを知ろうとする意欲が湧いてきます。
それが結果として、学力向上や合格可能性の向上につながるのです。
つまり、「できなかった=終わり」ではなく、
「できなかった=伸びしろが見えた」と捉えることで、
次に進む原動力に変えられるのです。
もう少しすると11月半ば、気づけば12月になります。
あっという間に共通テスト、そして2月・3月の二次・私大入試がやってきます。
受験は、入試の最後の日まであきらめずに努力を続けた人が勝つものだと思います。
たとえ今うまくいかなくても、焦らず、前向きであり続けてください。
引き続き応援しています!





