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2018年 12月 13日 今時期からのメンタルの保ち方~吉川~

東京大学教養学部3年の吉川真希です、こんにちは。

だんだんと本格的に寒くなってきましたね。この時期は、受験が目前に迫ってきていることを肌で感じる季節だと思います。

それにともなって、「落ちたらどうしよう」と、漠然とした焦りや不安が膨らんでいる人も少なくないでしょう。

特に、今まで努力を重ね、志望校合格に手が届きそうな人ほど、それを失ってしまうことへの不安を抱いてしまうのはある意味当然であると思います。

 

今日は、「今時期からのメンタルの保ち方」シリーズということで、どのようにそういった感情に対処するか、私の考えをお伝えします。

 

それは、

自分に過度な期待をしない

ということです。

試験に完璧な状態で臨もう、試験で100%の力を出そう、そう考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、なぜ焦りや不安がうまれるのかというとそれは、そのように自分に過度な期待をするからであると、私は考えています。

 

考えてみてください。

例えばあなたが陸上選手で、1500mを4’oo’’で走ることができる選手だったとします。

そしてあなたが、同じ距離を4’30’’でしか走ることができない選手たちしか出場していない大会で優勝することが求められたとき、あなたは不安に襲われますか?

きっと、緊張することもなければ不安になることもないでしょう。

しかし同じ大会でも、もし4’oo’’の大会記録を破ることが求められていたとしたら、あなたは緊張し、不安になるでしょう。

 

100%の自分を期待するから、不安になるのです。

80%の力を出せばよい、と考えればそこまでの不安に襲われることもないでしょう。

そもそも、完璧・100%、とはなんでしょうか。

そのような概念は幻想でしかありません。どこまで行っても完璧に到達することなどありません。

だとしたら、そのような幻想を追うより、目の前のやるべきこと、つまり勉強を続け、80%の力でも勝負できるような力を手に入れるしかないでしょう。

 

私なりの考えが少しでも皆さんの参考になったらうれしいです。