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2018年 10月 21日 自分の過去問演習の使い方~3ステップ~

こんにちは。

 

早稲田大学法学部三年の鷲野です。

 

 センター試験まで100日をきり、受験生の皆さんは今まで以上に必死に勉強に取り組んでいるでしょう。今回は志望校対策をするうえで欠かせない過去問演習について、私の経験も踏まえて話していきたいと思います。

 

 

 過去問を有効に活用するために、3つのステップがあります。

   ①演習

    まずは志望校の過去問を解いてみましょう。

 

    演習の時に私が意識的に行っていたのは、

    「本番を常に想定して解く」ことです。

 

    私は、試験本番と全く同じ時間割で解いてみたり、周りにも人がいる教室で解いたりしていました。

 

    本番と全く同じような状況を作ることは不可能ですが、工夫して毎回プレッシャーを自ら作り出すこと で、「プレッシャーがかかる状況でも難なく自分の実力を100%出す」という試験本番に必要な力を自然に身につくと思います。

   ②分析

    次に自分がどんな問題を解けなかったか、なぜ解けなかったのかを分析してみましょう。

 

    より高い点数を取るためには、

    「解けなかった問題を解けるようにする」しかありません。

    そうするためにもなぜ解けなかったのか、その原因を追究して解決していかなければいけません。

 

    私は、間違えた原因を以下のように3つに分類していました。

   (1)ケアレスミス

    「不正解を選べという問題で正解を選んでしまった」など、よく注意していれば失点を防げたであろうミスをしてしまうことがあると思います。

    こういうミスは単なるミスとして軽視してしまうかもしれません。

 

    しかし、何千人という人が集まり一点の差で合否が決まることもある試験本番では、こういった単純なミスが命取りになることがあります。

 

    1、分析をする際にノートを作り、それに自分のミスをすべて書いておく

    2、試験問題を解く直前にノートを見て、同じミスをしないように意識してから演習に臨む

    こうすることで、大半のミスは防げます。「着実に点の取れる問題を絶対に落とさない」ことも本番においては大きな武器になりえるはずです。

 

 

  • (2)時間不足

    過去問演習を始めたばかりの時期は、試験時間内に解き終われなかったということが多いと思います。

 

    私は演習の際には、科目全体を解き終わるためにかかった時間だけでなく、大問ごとにもかかった時間を軽くメモしていました。

 

    そうすることで、どの問題に時間がかかったのか、なぜ時間がかかったのかというところまで把握することができ、大問ごとにかける時間の目安などの戦略を立て直すことが出来ました。

 

  • (3)学力不足

    知識不足など上記⑴⑵以外の不正解の原因がこれにあてはまります。

 

    語彙力不足、知識不足、構文が正しく取れずに意味を間違えた、選択肢で迷って不正解を選んでしまった、などこの中にも色々な原因があると思います。具体的なところまで原因を突き詰めていきましょう。

 

  • ③補強

最後に、分析したことを参考に間違えた原因を解決するための具体的な行動を考えます。いつまでに何をやるかを決め、実際に行動に移していきましょう。

 

 

 

大学入試において満点を取る必要はありません。

分析を踏まえて、上に書いた通り①演習②分析③補強を繰り返しながら

「どの科目でどのくらいの点数を取っていくか」    

「その点数を取るために絶対に正解しなければいけない問題はどれか」

を把握し戦略を立てることも同時にしていきましょう。

 

 

大変だとは思いますが試験本番において自分を助けてくれるのは、こうした細かく面倒なことの地道な積み重ねです。

ただ単に過去問を解くのではなく、効率良く活用していきましょう!

 

 

長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。