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2020年 8月 19日 医学部志望者に求められるもの

こんにちは。

担任助手1年の隅野です。

 

いよいよ過去問演習に入る人が徐々に増えてきました。今年は受験から卒業し担任助手として俯瞰してみたとき、改めて気づいたことがあります。

 

それは「医学部志望に第一志望は存在しない」ということです。

一部の成績優秀者を除いて、医学部を志望する内の大多数は「この大学に入りたい」という気持ちよりも「医師になりたい」という気持ちのほうが圧倒的に強いです。

もちろん行きたいところ、物理的・経済的に通えるところなどの条件はありますが、ほかの受験者と比べると圧倒的に学校より学部に重きを置きます。

ほとんどの人が、共通テストで失敗したから国立の出願先を変える、私大対策にも力を入れて医師への切符をつかむチャンスを増やしたいなどと考えているのではないでしょうか。

 

つまり、医学部受験者にはどの大学にも通用するオールマイティーさが求められます。「英作文はあんまり出ないからいいや」がほとんど通用しないのです。基本的にはどんな問題が来ても対応できるよう、苦手を徹底的につぶす必要があります。

 

このオールマイティーさは将来医学部に進学し、医師になるにあたってとても重要となります。医学部に進学すると、人体や医学についての専門知識を徹底的に叩き込まれ、膨大な量の医学書を覚えなければなりません。また、国家試験合格後の初期研修では一通りの科を回り、研鑽を積むことになります。いくら専門があるとはいえ「自分は眼科医だから風邪症状についてはわからない」と言うお医者さんは信用できませんよね?

 

医学部受験者は、二次試験で使う英・数・理科×2()に加え、共通テストの対策を各分野において穴がないように徹底的に勉強しつくさなければならず、求められるレベルもかなり高いものになります。逃げたくなるほどつらく苦しい気持ちはよくわかりますが、これも医師になるための素質を問われているのだと思い、一歩ずつ頑張りましょう!