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2025年 1月 21日 受験勉強したくなくなるかどうか
担任助手4年の吉安です。
共通テストが終わり、本番が近いことを実感している方も多いと思います。
今回のブログでは、私が浪人生活で意識していたことについて書こうかと思います。
私が浪人している間、一つだけ目標がありました。それは浪人1年目で受かろうか受かるまいか絶対に東京大学に対して、勉強に対して、未練を残さないようにすることでした。
正直、現役時代に落ちた時は「もう少し頑張れば良かった」と感じていました。
しかし、一緒に東大を受けた友達は、試験終わった後に「もう2度と勉強したくねえー!」と話していて、結局現役合格していました。
勉強した時間や量は大差なかったはずですが、ちょっとサボってしまっていた自覚があった私と、自分の最大限頑張れたと感じていた友人で、気持ちの面で既に負けていたなと感じたのです。
よって、浪人の間は絶対に二度と勉強したくなくなるくらいやってやろうと思いました。
しかし、自分が頑張っているかどうかなんて、正直よくわかりません。
試験会場に行って他の受験生の年季で薄汚れて表紙は剥がれて2倍の分厚さになっている一問一答とか見て「自分なんて、、、」と思うかもしれません。
私も人と比べたら単語帳はそこまでボロボロではなかったし、浪人時代に買ったルーズリーフも使いきれていませんでした。
しかし、1月後半ぐらいからは自分が頑張れているという自信がありました。
それはなぜか。
その頃ぐらいから、受かっても受からなくてもいいから本当にもう二度と勉強したくなかったんです。
よく受験生で「〇〇と比べたら私なんて全然できていない、、、」と嘆く子は多いですが、頑張りなんて人によって集中力の差も体力の差も激しいわけですから、相対的に見たってなにも分かりません。
ただ一つだけいい指標になるのは、本番が終わった後の自分を想像して、「結果がどうであれやり切ったな」「もう参考書見たくないな」みたいな気持ちになれるか否かかと思います。
国立も二次試験まであと1ヶ月ぐらいです。
緊張や不安もあると思いますが、受かりにいくつもりで勉強していきましょう。
応援しております。
2025年 1月 14日 本番に向けての心持ち
こんにちは。担任助手2年の黒田です。
今年に入ってから2度もうっかり令和6年と書いてしまいました。
気をつけていきましょう。
今回は、共通テストはもう目の前に迫っており、二次・私大も近づいてきたことから、その本番に向けての心持ちについて書いていきたいと思います。
突然ですが、人間の思考というのは二重過程論によれば、「無意識的分野」と「意識的分野」の2つからなります。
「無意識的分野」というのは階段で躓いた時、咄嗟に手すりを掴もうとする時などに働いているわけですが、普段の意識的分野は気付かぬうちにこの無意識の分野から得られた情報から非常に影響を受けて判断をしてしまうのです。
そのために、理性的に判断していると思っても、それができていないことがあり、結果として、選挙で現職が勝ちやすい理由である単純接触効果やデータの誤謬を生じさせる関心の錯覚、そして、自分に都合の悪い情報を無視する動機づけられた推論といった認知バイアスを生じさせてしまうのです。
一体何の話かというと、人の心理というのは非常に影響を受けやすいということです。
色んな心理学の実験やら社会学の実験やらを皆さんも読んだりするでしょうが、個人的にはこれは本当に不思議だなと思った実験があるので紹介させてください。
内容は非常に単純で、1から100の数字が書かれたルーレットを回し、その結果とは全く関係のない『アフリカでは何パーセントの国が国連に加盟していますか』という質問をするというだけです。
すると、参加者の多くは正確にはわからなかったため、推測せざるを得なかったのですが、ルーレットが10を示した時には20パーセント付近の回答が多く、ルーレットが65を示した時は、50パーセント付近の回答が多く見られたというものです。
これは視覚情報に限らず、聴覚で無意識に聞いたものについても同様で、全く関係ないとわかっているのに、あるいは自分では全く意識していないのに先行した情報に、人間というのは不思議なもので影響を受けてしまうのです。
小学校での運動会や部活での大会前に絶対に勝つぞ!と皆で集まり、声に出すというのは一見根性論で非合理的だと私自身以前は思っていましたが、科学的な裏打ちのある非常に合理的なことなのです。
皆さんについていえば、本番がいよいよ迫ってきて、落ちるかもしれないと不安になり、ついそれを口に出して『受験に落ちるかもな〜』と友達と話したりしてしまうかもしれません。
しかし、そうすると無意識のうちに自分が影響されてしまうのです。
ですから、極力余計なことは口に出さず、出すならポジティブな言葉を!
そして、目の前の勉強に集中し、ラストスパートをかけていきましょう!
応援しています。
2025年 1月 10日 1年間の積み上げ
こんにちは!担任助手1年の平岡です。
共通テスト本番が間近に迫り、日に日に緊張感が高まってきているかと思います。
さて、昨年の自分の今の時期は、非常にマイナス思考に陥っていたということを覚えています。
当時は試験本番が近付くにつれ、「失敗出来ない」というプレッシャーが高まり、それが巡り巡ってあれこれと不安や焦りが募るという状態にありました。
おそらく皆さんの中にも、このような心境に置かれている方は少なくないと思います。
ただ、今振り返ってみれば、これらの不安は「それまで本気で勉強に取り組んできたことの裏返し」だったのではないかとも思います。
すなわち、現役の時よりも本気で1年間勉強に専念し、本番に臨むための準備を整えてきていたからこそ、「本番で失敗出来ない」という思いや、第一志望校に懸ける気持ちが高まっていたのではないかということです。
同じことは皆さんにも言えるかもしれません。
特に浪人生の方は、一度本番を経験した上で、もう1年間目標に向かって努力することを選んだわけですから、きっと同じような状態なのではないかと思います。
ここで一度心に留めておいて欲しいのが、緊張したりプレッシャーを感じたりすることは悪いことではないということです。
それらはこの1年間皆さんが本気で努力をしてきたことの証左であり、誇れるものだとさえ思います。
大切なのは、緊張感やプレッシャーを感じつつも押し潰されないことです。
もしそれらに押し潰されそうになった時には、この1年間を振り返り、「このプレッシャーは自分の積み上げてきたものの重みなのだ」と発想を転換してみてください。
ポジティブに捉え直すことは、きっと皆さんの心を軽くするきっかけになるかと思います。
最後になりますが、寒さが厳しくなり風邪が流行しています。
試験本番にベストコンディションで臨むためにも、体調管理には十分に気を付けてください。
特に手洗い・うがい・消毒は、誰でも簡単に出来る風邪予防ですから、毎日忘れずに続けることを心掛けていただきたいところです。
全員がベストコンディションで試験本番に臨めるよう、残りの期間を過ごしていきましょう!
2025年 1月 6日 試験本番で1点でも多く得点する
東進ハイスクール新宿本科の徳丸です。
年が明け、いよいよ試験本番が近付いてきました。
残り時間が限られていることに気付くと、今の実力で志望校に届くだろうか、本番までに苦手な単元を克服できるだろうか、など不安や焦りが出てきた方も多いでしょう。
でも冷静に周りを見てみてください。
他の受験生も皆同じ不安を抱えています。
不安になれるということは、諦めず自分に期待できているということですから、自信を持って目の前の勉強に取り組めばいいのです。
そうはいってもやはり、今やっている勉強で大丈夫なのかと、心配になることはあるでしょう。
そんなとき、僕は「試験本番で1点でも多く得点するための勉強ができているか」というシンプルな判断基準(行動原理)でベストな勉強ができるよう心がけていました。
皆さんが浪人を始めたとき、この1年の目的は「2025年度の入学試験で合格点を取ること」だと言われたと思います。
そうです、受験のルールはシンプル、合計点が高い人から順に勝っていく、それだけです。
そうなれば、勉強する目的もシンプル、試験本番で1点でも多く得点するため、ということになります。
この目的を果たすために1番有効と思われる勉強を続けることが、我々受験生にできるベストです。
これは試験本番にも当てはまります。
我々は結局、点数が欲しいのです。
詰まった問題で粘るべきかとばすべきか、選択問題はどれを選ぶべきか、詰まった時に悲観的になるべきか、試験本番でも悩みは絶えず出てくると思います。
そんなときは、ぜひ合計点を上げるためにはどちらがいいかを考えてみてください。
終わった科目のことは良くも悪くも気にせず、これからなんとかできる残りの科目で合計点を少しでも上げられるように立ち回るのです。
人事を尽くして天命を待つ。
やれることをやり切って、「受かりに来た」と言えるくらいすがすがしい自信を持って、本番に臨んでください!
応援しています!
2025年 1月 5日 エールを力に変える?
こんにちは。東京大学文科三類1年の浅井です。
クリスマス・年末年始と立て続けに訪れるイベントが街を彩り、かじかんだ手のひらに吐く息もすっかり白い季節となってきましたね。
本格的な寒さに、試験本番が目前に迫っていることを意識する人も少なくないのではないでしょうか。
焦り・緊張が出てきた人もいるかもしれません。
試験が近づくにつれて、思うように結果が出ないことに不安な気持ちが湧き上がってくることもあるかもしれません。
私は浪人期、親戚や祖父母からの応援をプレッシャーに感じてしまい、エールを自分の力にうまく変換できなかった時期がありました。
応援してくれている人たちは「目標を達成して笑顔になってほしい」「努力が報われてほしい」といった、私を思っての応援をしてくれているにもかかわらず、「応援してくれている人の期待に応えなければ」「祖父母にとって自慢の孫にならないと」と、いつの間にか、私ではなく応援してくれる人への義務感で努力してしまっていました。
あたかも相手が私ではなくその人自身の見栄のために応援しているかのような捉え方・考え方で、今思えば私を思って応援してくれている方々の気持ちに対しても失礼でした。
ひたむきに努力しているときほど、目の前のことに集中して視野が狭くなってしまいがちです。
そして、周りが見えていないことは物事を悪い方向に(もしくは極度に楽観的に)捉えてしまうことにもつながりかねません。
今、本番を目前にして極度のプレッシャーを感じている方、心が沈んでいるという方、もう少しだけ楽観的になってみませんか?
もちろん、応援してくれるみんなのためにも頑張るというのは素敵な考え方です。
しかし、受験はあくまで自分のためにやるもの、あなたの人生は他ならぬあなたのものであるということも忘れないでください。
あなたを応援してくれている人たちも、きっと純粋にあなたのことを思っているはずです。
そして結果がどうであれ、その人たちはあなたのそばに居続け、支え続けてくれる人です。
今だってこんなに応援してくれているのですから。
余計なプレッシャーは適度に受け流して、目標を叶えた輝かしい未来の自分の姿を想像しながら、ぜひ最後まで走り抜けてください。