ブログ | 東進ハイスクール 新宿校大学受験本科 大学受験の予備校・塾|東京都

ブログ 2023年06月の記事一覧

2023年 6月 16日 夏に気を付けて欲しいこと

 こんにちは。担任助手一年の加藤です。

 連日の雨や屋外と屋内の寒暖差で体調を崩しやすい季節となりました。また、早いもので、浪人生としての生活が始まって早くも三か月が経とうとしています。今回はこの時期に気を付けてほしいことについて二つお話ししたいと思います。

 

 まず一つ目は、生活リズムを崩さないことです。

 そろそろ学校という縛りがない生活に慣れが出てきて、早寝早起きの習慣がみだれてきていないでしょうか。確かに、イギリスのとある研究によると、早起きが得意な「朝型」と、日が沈んでからのほうが活動の能率が高くなる「夜型」は遺伝子レベルで決定されるため、自力で変えることができないとされており、夜型の人にとっては大変なことかもしれません。しかし、皆さんご存じの通り、模試や入試は、通常、午前中それも九時から十時ごろに開始されることが多いのです。では、模試や入試の日だけ気を付ければよいと思う人もいるでしょう。残念ながら人間の体は順応が遅く、物事の習慣化には最短一か月、長ければ半年以上かかってしまうとされています。さらに、頭の動きが活性化されるには二時間ほど必要とされています。

 どんなに努力を積み重ねても、それはあくまで過程であって、試験では当日の解答のみで合否が判断されます。第一志望の受験日に最高のパフォーマンスができなければ結果に反映されないからこそ、今から試験当日を意識して学習以外に、生活習慣を改善することも心がけておいて欲しいです。

 

 二つ目は、基礎事項の復習です。

 学習ペースが速い人は、受講やインプットが終了し、そろそろ過去問などの演習フェーズに移行しようかという時期ですね。地道な作業の繰り返しである基礎事項の学習から自分の学力の尺度としやすく、効果が数字に表れる演習に移行すると楽しくなって後者にばかり取り組んでしまう気持ちは分かります。しかし、人間は忘れる生き物です。せっかく積み上げた土台の積み木もメンテナンスを怠れば、上にいくら様々な積み木を乗せようとも、土台から崩壊し、高く積み上げていくことはできないのです。

 特に英語はその特徴が顕著に現れます。基礎である単語や熟語、文法は復習を怠ると頻度の低いものから順に忘れていきます。英語はそれら基礎事項を組み合わせて初めて理解できるものです。受験当日まで基礎の確認は毎日、怠らないようにしましょう。

 

 夏は特に誘惑の多い季節ですが、志望校合格に向けて頑張っていきましょう。

 私も全力でサポートしますので、なにか困ったことがあれば気軽に声をかけてください!

 最後までお読みいただきありがとうございました。

2023年 6月 15日 できるようになったことを記録しよう

こんにちは!東京大学法学部3年の久留です。

今回は、「できるようになったこと」をきちんと意識しようということを伝えたいと思います。

皆さんは、今日できるようになったことは何かと問われて、すぐに思いつきますか?
できるようになったことを意識している人でなければ、すぐに答えられないのではないかと思います。

合格点を取るという目的を達成するためには、どうしても現状維持が弱点克服と並んで大きな柱となってきます。

そこで、「できるようになったこと」と「なぜできるようになったか」ということをしっかり記録しておけば、その分野を維持するためにはどのような勉強法でやるべきかが一目瞭然になります。そうすれば、効果的な維持のための勉強を継続的にできますし、もし、その分野に時間をかけられなくて少し力が落ちても、回復の仕方を一から探らなくてよくなります。

また、「できるようになったこと」の記録は受験勉強の漠然とした不安を拭ってくれます。毎日勉強しているのに、成長を自覚できなければ、この〇ヵ月何の力もついていない…という不安に陥ることもしばしばです。ですが、小さな成長でも「できるようになったこと」を記録していれば、毎日無駄に過ごしていたわけではないのだ、と根拠ある自信がわいてくると思います。

さらに、「できるようになったこと」がはっきりする分、できていないことが何なのかもはっきりしてきます。そうなれば、できていないことに集中的に時間がかけられるようになり、効率も上がります。

「できるようになったこと」を毎日記録するとなれば、記録する成長はかなり小さなものばかりになると思います。ですが、「できるようになったこと」と「自分が目的としていたこと」が合致するようになれば、そしてそれが合格点を取るという目標に直結するようになれば、成績が上がってくると思います。

少しずつ、合格しない理由を自分の中から消し、合格する理由を増やしていってください。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

2023年 6月 14日 模試の意義と活用方法

こんにちは、担任助手の河﨑樹です。春から何回かの模試を経て、もう慣れてきたのではないでしょうか。ところで皆さんは模試の意義を理解し、有効活用できていますか。模試の意義を理解し最大限に活用することで、学習をより効率的に進めることが出来ます。なので、今回は模試の意義と私が行っていた模試の活用法について話します。

まず模試の意義についてです。模試の意義は自分の「できていること」と「できていないこと」を知ることです。皆さんは春から基礎固めをして、もうすぐ過去問演習に入ると思います。ここで気になることが1つあります。それは「どこまで基礎ができているのか」です。これを模試で確認しましょう。点数や偏差値だけでなく、科目ごとにどこができていて、どこができていないのかをしっかり確認しましょう!

次に模試の活用方法についてです。私は模試の結果をもとに学習計画を立てていました。先ほど模試でできることとできていないことがわかると書きました。これをもとに学習計画を見直します。具体的にはできることに時間をかけ過ぎていないか、できていないことはどうすればできるようになるのか考えました。そしていつまでにできてないことを克服すればいいのかという目安を設け、計画に落とし込んでいきます。このようにして模試を活用することで客観的視点から計画を立てることができるのでバランスよく学習することが可能になります。

以上模試の意義と活用法です。もうすぐ夏ですが、季節の変わり目は風邪をひきやすいので、体調管理に気をつけて頑張りましょう!

 

2023年 6月 11日 因果・相関

こんにちは 担任助手1年の黒田です。

今回は勉強する際に注意するべき点について書いていきたいと思います。タイトルにもある通り、因果・相関についてです。

さて、皆さんは因果や相関についてどれくらい知っていますか?2つの違いを説明できるでしょうか?受験において、この2つを誤謬・混同していると思わぬ落とし穴に引っかかりかねません。

「この街には交番が沢山ある。だから犯罪率が高い。」、「スマホゲームをよく遊ぶ子供ほど、社会的不適応の度合いが高い」といった文章を見た時、これが明らかにおかしいことがわかるでしょうか。前者であれば「犯罪率が高い。だから、この街には交番が沢山ある。」とならなくてはならないでしょう。犯罪率と交番の数という2つの変数は確かに影響しあっていますが、このように繋ぐ順序を間違えるだけで恐ろしい結論が導き出されたりもします。そして、後者であれば社会的不適応の度合いとスマホゲームをよく遊ぶことは相関関係はあるかもしれませんが因果で繋ぐことほどの関係であるかは不明瞭です。子供がスマホゲームをよく遊ぶのは親が不在で誰も子供の相手をしてくれないからかもしれず、であれば、繋ぐべき事項は親の不在と適応の度合いです。このように第3、第4の変数の存在を無視して因果を結ぶのも大変危険です。

ここまで読んで、皆さんは受験とどう関係があるのか疑問に思うかもしれませんが、大いに関係しています。近年はインターネットの普及により様々な情報に私たちはアクセスすることが可能となり、大学受験に関する情報も溢れかえっています。勉強のコツ、効率の良い勉強法、受験での失敗談といったものを求めてインターネットで検索するといったことも自然なことになってきました。そうした際に誤った因果で結ばれた情報に気をつけて欲しいと思います。「本当にこの勉強法は正しいのか?単に相関性があったというだけの話ではないか?」という風にしっかりと事実を見極められるようになりましょう。いつの時代でも学問に王道なしです。

 

2023年 6月 10日 ネガティブとの向き合い方

こんにちは。早稲田大学教育学部教育学専修2年・担任助手の村田です。

受験生活が始まってから約2,3か月経ちましたが、勉強の進捗はいかがでしょうか。思い通りにいっている人もいれば、そうではない人もいると思います。模試の結果も続々と返ってきているはずです。模試はあくまで現時点での自分の学力の指標として参考にしつつも、その結果に一喜一憂することなくよくできた点や反省点を分析して復習し、次につなげられるようにしましょう。

とはいっても、実際には、模試や普段の学習がなかなかうまくいっていなくて落ち込んでしまっている人もいるのではないかと思います。受験生活ではそういったマイナスな出来事に対して対処することが難しく、どうしてもネガティブな思考になってしまいがちだと私自身受験を経験した身としてつくづく感じています。しかし、一度考えてしまったことを100%きれいさっぱり忘れることなんてそうそうできることではありません。「“ネガティブ思考”に対してどう対処していくかを考えて実践すること」、これがうまくできることが受験生活において非常に大きな要素のひとつになると私は思います。その対処法のなかで私が受験生時代に実践していたことをいくつか簡単に紹介します。

ひとつはネガティブな言葉を口にしないようにすることです。いいことも悪いことも、口に出してしまうとどうしても体がその言葉の通りに動いてしまうような気がします。だからなるべくネガティブな言葉は口にしないで、ポジティブな言葉に変換して口に出すようにしましょう。具体性がなくてもいいと思います。たとえば、模試の点数が低かったから「もうだめだ…」ではなく「次は絶対いい成績取ってやる!」みたいなことを言ってみてください。そうするだけでもだいぶ気分が変わるはずです。

もうひとつはとりあえず好きなことをやってみることです。いったん勉強から離れて読書でもスポーツでも何でもいいから、とにかく自分が好きなことをやる時間を作ってみてください。ネガティブな感情をずっと抱えたままではストレスもたまります。一度発散して、そこから改めて冷静になって今後の学習計画や方針を立ててみてほしいと思います。

もちろん家族や信頼できる友達、塾の先生に相談してみるのも一つだと思います。受験勉強をしていくにあたって、この先も間違いなくたくさんの不安がみなさんに襲い掛かってきます。その不安に決して負けることなく、自分なりの対処法をもって打ち勝っていってほしいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。