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ブログ 2021年09月の記事一覧

2021年 9月 28日 過去問を有効活用するために

こんにちは!担任助手1年の志波です!

夏が終わり、過去問演習や志望校別単元ジャンル演習を始めた人が多くなってきているのではないでしょうか。

そこで今回は、過去問や単元ジャンル別演習を有効活用するために意識してほしいことを2つお話しします。

 

1.インプットとアウトプットのバランス

過去問演習といえば、問題を解いて復習、分析をしていくものですが、これはいわゆるアウトプットの作業です。つまり、今まで受けてきた講座などで得た知識を使っていく作業です。

もちろんアウトプットの作業を通して、自分の知識が使えるかどうかを見ることはできますが、アウトプットの作業を繰り返しただけでは、成績を伸ばし続けることは難しいです。

では、どうすればいいでしょうか。この答えは、インプットも同時に行っていくことです。なぜインプットも同時に行わなければいけないかというと、一度定着した知識でも継続して復習をしないと忘れてしまうからです。

インプットの中でも特に意識してほしいのが、基礎の反復です!

過去問はレベルが高い問題も多いですが、基礎的な知識が身についていれば解ける問題も多くあります。そのため、基礎を反復していけば、受験者の多くが正解する基礎的な問題を落とさないようになるのはもちろん、知識を速く出すことができるようになり、素早く確実に問題を解いていくことができます。過去問演習を始めると、どうしてもアウトプットの時間が長くなってしまうと思いますが、意識してインプットもやってみてください!

 

2.経験をいかす

過去問演習は、ただ解いているだけでは意味がないものです。

例えば、今まで2年分の過去問を解いているとしたら、2年分の反省や課題が出てくると思います。この反省や課題を次解くときに意識していれば、同じ失敗をする可能性は低くなっていきます。もちろん1回で完璧に直すことは難しいですが、意識して解くことを繰り返していけば、少しは変化があると思います。実際、私は一枚の紙に自分が意識すべきことをまとめて、解く前に確認するようにしていたらミスが減りました!

 

 

共通テスト本番まで残り約100日です。悔いが残らないように今頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

2021年 9月 27日 優先順位を見極めるための得点化

こんにちは。担任助手1年の久留雅乃子です。

今回は学習の優先順位を考える際に点数を用いるという方法を紹介しようと思います。

学力の「維持」と「向上」を意識して計画を立てる際に案外難しいのが、「どの分野を向上させるべきで、どの分野は維持に回していいのか?」ということです。

たとえば、古文の点数がもっと上がるだろうと古文を頑張って、苦手な確率の対策に使える時間を減らすとします。しかし客観的な数値で見れば、この勉強によって古文が18点→23点になり、20点の確率の問題が0点になったとします。それなら、確率を「向上」の分野として優先すべきで、古文は「維持」に回しても良かったなと思いますよね。

また、「維持」と「向上」は区別できても「向上」すべきところがまだまだ多すぎてどれからやるべきか分からない、という人もいると思います。ここで維持向上の区別や優先順位を把握する方法の一例を伝えます。

 

① 二次試験の配点で現在の自分の学力を得点化する

② 克服すると大きく点数が伸びる大問や分野を発見する

③ ②が多すぎる人は、求められる能力の汎用性が高い大問や分野を優先する

 

①は普段の模試・過去問の点数や、自分が思う現在の完成度を参考にして下さい。②の「克服すると大きく点数が伸びる大問や分野」は「向上」の分野で、伸びが小さい大問や分野は「維持」となります。優先順位を決めて「今週はここを維持して何点、ここは向上させて何点」という週間目標を立てて勉強し、次の週にその点数に達した実感があるかどうかを確認します。ここで達成の実感があればそれを維持するのか、さらに向上させるのか、他の分野の配点を加味しながら決め、新たな週間目標を立てます。達成の実感がないなら、勉強の仕方が悪かったのか、量不足でまだ力がついていないのかを見極めて、目標点を達成する方針を決めます。

 

点数化すると達成したかどうか、という意識が強くなります。また、どこを強化すると最速で合格点に届くのか、という思考も容易になります。

 

最後に。③の段階で汎用性が高いと思えるものは大概が基本です。秋以降、いまだに基本的な問題集などをやるのは恥ずかしいという思いがあるかもしれません。しかし、その恥を今感じながら頑張ることと、入試本番で恥ずかしい答案を書くことを比べれば、恥ずかしくても今のうちに基本を克服すべきだということは言うまでもないことです。

 

常に点数にこだわってください。最後まで読んで下さってありがとうございました。

2021年 9月 24日 秋の学習について

 こんにちは、担任助手の吉安です。今回のブログでは私がこの時期の学習で何を意識していたかについて話していこうと思います。

 秋に入り、2次の過去問演習をし始めた方が多いかと思います。私は、過去問をより有効的に活用するために、していたことが3つあります。

 

①いつどの過去問をやるかカレンダーに書き、それを守る

 過去問はどの教科も10年分はあり、私は得意な英語以外は基本10年分、苦手なものはさらに昔にさかのぼって演習していました。この量をこなすには、適当に気分で決めて消化していくだけでは12月までに終わりません。また、一度解いたことがあるから、もしくは緊張感がないからなどの理由で実際の試験時間以上に時間をかけてしまっては、先送りに先送りを重ね計画が崩れていってしまいます。よって、一週間ごとに割り振った過去問を何曜日のどの時間帯でやるかを15分単位で毎週書き、絶対に守るように意識していました。ここまで細かい計画を立てると3時間ぐらいかかってしまいますが、その3時間で一週間の学習を計画的に行えるので、効率はとても良かったです。

 

②分析・復習を徹底すること

 夏までは、基礎が足りていなかったり、問題の形式に慣れていなかったりで、闇雲に勉強していてもある程度の点数の伸びはあると思いますが、秋ではそんな偶然はまれにしか起きません。なぜなら、伸びしろや取れていない点数が小さくなればなるほど、偶然にそこを当てることが少なくなってくるからです。よって、秋からは間違えたところの復習と、できた・できなかったところの分析がより重要になってきます。一つ一つの過去問で、なぜ得点できた・出来なかったかを考え、どの過去問でも共通している原因はあるのか、というのに気をつけながら演習していました。

 

③答案を書くときは、答えを知っているかよりもどのようにして書くかを意識する

 問題を解く際に、答えを知っているかに注意して解くのは基礎が不安定な夏の時期までだと考え、秋からは知っていることを前提にどのように書いたら採点者が丸をつけざるを得ないのか、について考えて解いていました。9月や10月の模試で夏より悪い成績を取ってしまい、大体の教科の反省が「知っていたのに、わかっていたのに○をつけてもらえなかった」でした。設問の要求にきちんと応えるというのは、基本的なことに感じますがテストで焦ってしまったら案外できないものです。演習の際から意識することで、本番で焦ってもできるようにしようと思い取り組んでいました。

 

以上の3つの点が秋以降の学習で私が重視していたことです。ぜひ参考にしてみて下さい。最後まで読んで下さりありがとうございました。

2021年 9月 21日 -憧れ-

こんにちは。担任助手の砂田です。

 

先日、面白い名言を目にしました。

“Sleep now and a dream will come out; Study now and a dream will come true“

『今、居眠りすれば、あなたは夢を見る。今、学習すれば、あなたの夢は叶う。』

ハーバード大学の図書館の壁に書かれてあると噂になった20の教訓のうちの一つ。

実際この噂はデマで、この20の教訓は中国のネット掲示板から広まったとのこと。それでも、上に記した名言に限らず、この20の教訓はいずれも受験生にぴったりの名言です。ぜひ残りの教訓も調べて、読んでみてください。

 

私はハーバード大学を訪れたことがあります。緑が美しくまるで庭園のようなキャンパス、赤と白を基調とした威厳のある建物、そして教室の窓から覗く学生の姿。

純粋に憧れを抱きました。

「私も負けてられない、勉強しなくては…!」という思いに駆り立てられました。そうしてやる気に満ち溢れた私にとって勉強は、いつも以上に面白いものに感じられました。

 

本科生の皆さんは昨年度の受験から半年以上経ちますが、志望校に対してどのような気持ちを持っているでしょうか。

今でもちゃんと、憧れていますか?

日々何も考えずに東大対策講座を受け、模試の度に当たり前のように東大を第一志望と記す。二年前の私は東大合格のため全力を尽くしていたようで、どこか形式的に東大を目指しているだけになっていたような気がします。もちろん勉強に集中できていれば、それはそれで良いのかもしれません。でも、あまりにも無感情で、淡々としすぎていました。感情というのは時に人を盲目的にさせますが、時に人を強く突き動かします。

受験から時間の経ったこの時期に、もう一度志望校に憧れてみるというのも良いかもしれません。その感情がモチベーションとなり、皆さんが少しでも楽しく学習を進めて行ってくれることを願います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。それでは引き続き、応援しています

2021年 9月 18日 この秋、意識してほしいこと

 こんにちは!担任助手の下崎です。最近は、暑かったり寒かったりと天候の変化が激しいので体調を崩さないようにしてくださいね。

 今回は、この時期の勉強の仕方や姿勢について書いていきたいと思います。

 まず一つ目は記述模試を重要視するということです。特に、私立文系の方に意識してほしいと考えます。

 確かに、私立文系の入試では、記述問題はほとんど出題されません。そのため、どうしても記述模試をおろそかにしてしまう傾向があります。しかしながら、記述模試は自分が本当に理解して解答できているかを測ることができる最高の機会です。

 例えば、英語でしたら、本文の内容が理解できなかったのか、接続詞が何を指しているのかが分からなかったのかで復習方法が変わってきます。

 早慶レベルになると選択肢の難易度も上がり、曖昧な知識や解き方では太刀打ちできません。記述模試でしっかりと基礎が定着しているかを確認しましょう。記述模試で点が取れなかった場合は、分析をして次の模試や入試本番までに「苦手」を克服できるように、計画を立てなおしていきましょう。

 また、現代文が苦手な方はぜひ普段の演習でも記述で解答してみてください。共通テストの問題をあえて記述で解答してみて正解の選択肢と自分の解答がほぼ似ていれば、それはきちんと理解して解けている証拠です。慣れるまでは時間がかかってしまうかもしれませんが、書けるようになると自信にもつながるのでやってみてください。

 二つ目は、過去問を解きっぱなしにしないということです。

 もちろん、過去問は10年分解くべきです。しかし、ただ10年分を解いて、毎回点数が同じようでは全く意味がありません。毎回少しずつでも点数をあげていく必要があります。そのためには、復習と分析です。大学ごと、学部ごとにある程度傾向があると思います。しっかりとその傾向をつかみ、自分の弱点とともにノートにまとめていきましょう。過去問を解く前にそのノートを見返し、点数を上げることを意識しながら解いていきましょう。当たり前のことですが、大切な事なのですでに実行できている人ももう一度意識してみてください!

 

 長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも今回のブログがお役に立てたら幸いです。