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東進ハイスクール新宿校の《先輩》が語る!

大きく成長できた一年は人生の財産になる!

新宿本科ってどんなところ?不安やプレッシャーをどうやって乗り越えた?
昨年春に見事、志望校合格を実現させた先輩4名に語ってもらいました。

「もう一年勉強すれば何とかなる」 は通用しない

――まずは、志望校へ再挑戦すると決めた背景を教えてください。

佐々木 親が早稲田出身で、高校入学時から早大志望でした。早稲田4学部を含む計7大学を受験しましたが、全敗。周りからは「受かる」と言われていたし、成績も悪くなかったのですが、自分では「ダメかも」と思っていました。

工藤 なぜですか。

佐々木 極端に本番に弱い性格なんです。高校受験や文化祭等も緊張して、模試や練習の3割減、ひどい時は半分程度の結果に。まわりから「大丈夫」と言われれば尚更それがプレッシャーでした。

石塚 医学部を目指すきっかけは高校の同級生に医学部志望が多く、自分もチャレンジしてみようかなと思ったこと。生物が好きだったのも影響しています。とはいえ、高校時代はバドミントン部の活動に夢中で受験勉強に本腰を入れたのは高3夏に部活を引退してから。前期は大分大学、後期は山梨大学に出願したのですが前期でまさかの足切り。2月中旬には「行く大学がない」という状況でした。

大類 現役時は、東大と慶應大法学部を受験。本音では勉強不足だと思っていましたが、周囲には強気を演じていて、落ちたときは肩の荷が降りたようなほっとした感じでした。あと一年、自分が納得するまでとことん勉強してやろうと思っていたので、ネガティブではなかったです。

工藤 防衛大や早慶には合格したものの、東大を諦めきれず、再受験の道を選びました。目指したきっかけは高1のときにオープンキャンパスで展示(人体模型)の説明をしてくれた東大生に感動したことです。ここなら自分が興味ある分野の知見を広められると直感したんです。正直、自信もあったんですが数学で大失敗しました。

石塚 どのような?

工藤 得意分野の大問が出題されて、どうしても解きたいと思ったのですが、とはいえ難しい問題だった。それなのに攻略しようともがいて時間が過ぎていき、傷を広げてしまいました。

大類 わかります。訓練してないと試験中に気持ちを切り替えるって難しいですよね。

――新宿校に決めた理由は何ですか。

工藤 映像による授業で、自分のタイミングで受講できるのが魅力でした。決め手は説明会で「浪人は楽じゃない」とピシッと言われたことです。厳しい言葉で、逆に信用できると感じました。

大類 僕も説明会で心を動かされました。他予備校も検討していたのですが、父が新宿校の資料をもってきて、「少人数制であること」「ライブ授業があること」を知って、一度話を聞くことに。説明会での古岩井先生の圧倒的な熱量に感動して、「こういう人がいるところで勉強したい」って思ったんです。

佐々木 自分なりに敗因を分析した結果、ライバルがいない、競争心が育たないのが原因ではないかと思い至り、東京での浪人を決めました。新宿本科の存在は通っていた東進衛星予備校の先生から聞きました。

石塚 「地元の東進」「東京の東進」「地元の予備校」の3つの選択肢を考えました。苦手を自分のペースで徹底的に克服できる東進を気に入っていて、新宿校ではさらに「少人数制でライブ授業を受けられる」ので、単身赴任の父のそばで受験生活を送ることにしました。

映像による授業とライブ授業、両方を受講できるのが最大のメリット

――新宿校ではライブ授業が大きな特長ですが、実際に受けてみてどうでしたか?

佐々木 ライブ授業のメリットは何といっても直接先生に質問できる点。国語の輿水先生は「総合力がないと要約できない」と言っていて、私は自主的に毎回授業で取り上げられた問題文を要約して、先生に添削してもらっていました。

大類 好きな先生は古文の富井先生で、頻繁に指されるので緊張感がありました。先生お手製のプリントがわかりやすくて、これをもらえるだけでも価値のある授業だと思います。

工藤 苑田先生が目の前で華麗に問題を解く姿に感動しました。見た目も解き方もユニークな先生だなと思っていたのですが、解説をしっかり聞いて解くと「基本が本当にわかっていれば複雑な現象も簡単に解ける」という先生の言葉どおりだと納得できました。苑田先生のおかげで苦手だった物理が得意になりました。

大類 少人数制なので憧れの先生と近い距離でコミュニケーションがとれるのが嬉しいですよね。高校生のときから数学の松田先生の授業を受けていて、ライブ授業を楽しみにしていました。思っていたとおりの素晴らしい先生でした。

石塚 私のおススメは生物の飯田先生と数学の河合先生です。飯田先生は事前に質問を募って授業で解説するという形式。全員の疑問に対応してくれました。数学の河合先生は毎回予習の添削をしてくれるのがありがたかったです。添削で考え方の方向性を示し、授業で詳しい解説してくれたので理解が深まりました。

佐々木 映像による授業とライブ授業。両方を受講できるのが新宿本科の一番の魅力です。

大類 ライブ授業を軸にしてやる気を継続し、映像による授業で自分が足りていない分野を補強しながら着実に学力をつけていけるのがいいですよね。

再挑戦という道を選んで

――最も辛かった時期はいつですか。どうやって乗り越えましたか。

石塚 春はスタート時でやる気があり、直前期も緊張感から勉強に没頭できました。反対に一番辛かったのは秋から冬にかけてです。この時期は部活を引退した高3生が頭角を現してくる。「勉強の方向性は合っているのか、このまま突き進んでいいのだろうか」と不安が湧いてきました。でも、模試を受験して納得のいく結果が出たので、やってきた勉強が正しかったことが証明されて安心しました。

工藤 僕が一番きつかったのは本番直前です。成績は悪くなかったのですが、一年前を思い出し「また失敗したらどうしよう」と根拠のない不安に悩まされた。そこで考える不都合な状況を一つひとつ洗い出し、具体的な対処法を考えて備えることにしたのです。そうしたら、実際に予想したことが本番で起きてしまって……。

佐々木 何が起きたのですか。

工藤 東大の数学は6問出題で1~2問が比較的簡単な問題、というのが例年のパターン。ところが今年はぱっと見て解ける問題が一題もない。そこで、僕は事前に用意していた「すべての大問の冒頭にある設問1、2問を確実に解く」という戦略を実行。なんとか対処でき、そのあと引きずることもありませんでした。

石塚 一年前の教訓をちゃんと生かせたのですね。大類くんはどうですか?

大類 自信のあったセンター試験でしたが、数I・Aの問題を見た瞬間にパニックになってしまい、30点しか取れなかったんです。今思うと落ち着いていれば解ける問題だったのですが。数II・Bも引きずってしまい、数学は惨憺たる結果でした。そこから初めて私大への転向を真剣に考えた。慶應大法学部の対策を、まさに死にもの狂いで頑張りました。

佐々木 私はやっぱり本番直前ですね。それまでは成績が伸びる手応えで充実した毎日だったのですが、入試本番が近づくにつれて「また弱い自分が出てくるのではないか」と心配になって。ただ現役のときと違っていたのは、気持ちの切り替えがきちんとできたことです。

工藤 二度目の受験は一度目の受験より遥かにプレッシャーが大きい。そこを乗り越えたのは大きな自信になりますね。

佐々木 入学当初から、ホームルームで指導された「合格可能性を上げる勉強」を実践してきた効果だと思います。古岩井先生に「受かる人と受からない人がいるのではない。自分が合格する可能性を少しでも増やし続けることが大切」と言われて、もうひたすら勉強するしかないと思っていました。本番で30%落ちるんだったら100%勉強してやろうって。そしたら本番で減っても70%だから合格ラインに届くはずって。

石塚 私は、もし志望校に合格できなかったとしても「浪人してよかった」と答えると思います。それは全力で努力した事実は消えないと思うからです。努力して失敗したのと努力せずに失敗したのでは生きる手応えが違うし、そのあとの人生も全く違うものになると思います。

大類 同感です。やりきることが大事。僕は二度目の東大受験も不合格でしたが、受験勉強に全く後悔がありません。さわやかな気持ちで次に進むことができた。慶應生である自分に心から満足しています。

工藤 僕も浪人してよかったと思っています。東大に合格できたのはもちろんですが、もしそうでなかったとしてもやっぱり「よかった」と答えると思います。「勉強が楽しい」と思えて一年間を過ごせたからです。

佐々木 ここまで勉強だけと向き合えるって人生で一回きり。実は贅沢なことですよね。それに一つのことと向き合うと自分の弱さが浮き彫りになる。それを乗り越えたことが私にとっての財産です。



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